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四国・呉しまなみツー ④

4日目
松山市内→今治→大三島→大崎上島→大崎下島→呉→江田島→呉市内

 4日目、4時過ぎの起床となった。というのも、この先のとあるフェリーの時間に間に合わせるためであまり余裕がないのだ。熟睡は出来たが移動の疲れが多少はあるので腰が重い…とはいえ予定を崩しては元も子もないので、コーヒーをがぶ飲みしてシャワーを浴び、半ば強制的に出発準備を整える。去夏の北海道に続き主要都市での観光はほぼ皆無で何かを撮るためだけに移動しているようなものだが、それが目的であるため別にせわしないとは思わない。端から見ればそう見えるのは仕方ない…
 松山駅前を後にしてうっすらと空が白みはじめた今治街道をゆく。途中、ローソンで小休憩を挟みつつ国道を快調に飛ばす。左手に新来島どっくと大型船が見えればしまなみ海道の入口は近い。さて原付の正念場、聖地と言っても良い瀬戸内の架け橋に挑もう

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 西瀬戸自動車道こと瀬戸内しまなみ海道には歩行者・自転車と原付(2種含む)の専用道路が併設されており、出入り口や料金体系が自動車とは別なのだ。原付・自転車の通行料金は各橋ごとに異なり、50〜200円。全ての橋を渡ると500円。ちなみに4輪の自動車はETCであれば多少割安だが、現金利用だと軽自動車で3,190円、普通車は4,830円かかるので結構な差である。原付が島の移動に適しているということだろうか、専用道も適度に広くて離合には困らない。ちょうど訪れた時は自転車はサイクルフリー期間中で無料となっていた
 糸山公園近くの入口から専用道に分岐し、四国側の最初の橋である来島海峡大橋(第1・2・3)へ。第一大橋を渡り終えた地点にある馬島、そこに立つアンカーブロックには料金所と専用エレベーターがある。料金所横に詰所があるが早朝だった事もあってか無人だった。料金箱に小銭を投入して先を目指す。エレベーターについては翌日利用することになるので割愛する

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 第二大橋に差し掛かったところから右手にある中渡島に灯台の光が見えた。ここは元々、来島海峡の潮流信号所があった場所、日本最後の腕木式信号を使った方式で潮流情報を提供していたらしい。しかし数年前に腕木式信号諸々の設備が廃止・移転され、明治に消灯した灯台が復活したとのこと。詳細はこちら なかなか妙なものである。灯器はLEDだが小島に立つ灯台は感じが良い

 この先の伯方・大島大橋と大三島大橋を超えて大三島を目指す。先述したとあるフェリーに乗るため、本線を外れ大三島の外周から島西部の宗方港へ向かう。寄り道していたのもあってかフェリーの時間まで余裕がない。地図で見た島々は実際に走ってみると意外と広くなかなか港まで辿り着かずヤキモキしたが何とかフェリー乗り場に滑り込んだ。もう船は来ていて、急いで券売機で発券し半ば駆け込みでランプを渡る。とりあえず間に合った…

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 このフェリー、大三島ブルーラインは今治と安芸灘の小島を結ぶ海上路線で、橋で継がれていない離島を結ぶ交通手段として島民や観光客に親しまれている航路だ。旅の計画中、瀬戸内の灯台を調べていると良さげな場所を見つけたのだが、その灯台がある大崎上島にはこのフェリーを使うほか渡る手段がなく(本州側からもフェリーがある)、数少ない便に間に合わせるため早朝に出立しここまで来てみたと言う訳だ。別に今治から乗ればもう少し時間にゆとりがあったかもしれないが、しまなみ海道の勝手や中渡島の灯火を見るために、少々大回りをして旅程を組んだ。あと節約もある(大事)
 乗り込んだ「フェリーみしま」は瀬戸内特有の両側にランプがあるあのスタンダードな船体とは違い、船首側のみの出入口構造を採用している。ただ他のフェリーに比べて一回り大きい感じがした。原付もロープで丁寧に固定してくれたので安心である。大崎上島・木江港までは10分少々の船旅。初めて乗る瀬戸内航路とあってか、朝霧に霞む島々が美しく釘付けだった

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 島東側の木江港に到着。灯台がある場所まで5分足らず、島内の移動を気にしなくて済むのが原付の特権だろう

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 現在地はここ

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 広島県 大崎上島 中ノ鼻灯台

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 灯器は不動レンズ

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 外壁は滑りにくく、しっかりとした手触りがあった。塔はレンガ積みのようにも見えるが…材質の詳細は不明。塀はもしかすると石造り。コンクリ…ではない(?)

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 桜のつぼみは少し大きくなっていた。今頃は満開だろうか、とても気になる

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 島々を臨み、沿岸を行き交う船、素朴な灯台がとても近い、静かな場所

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 三原瀬戸・芸予諸島には明治期に点灯した9基の灯台があった。今では灯台の廃止や改修を経て原形を保つ灯台は少ないものの、当時の姿を色濃く残す中ノ鼻灯台が、ここ大崎上島に現存している。日本の灯台50選に名を連ねる、同じ諸島にある高根島灯台は平成に入ってから大規模な改築により灯籠が撤去されてしまっており少し寂しいが、ここ中ノ鼻灯台は小型ながらも塔を囲う塀や不動レンズが残るなど今なお現役でいるから感動する。どの灯台も昼夜で見せる雰囲気が異なり、中ノ鼻もまたそれは興味深いものだろうが今は先を急ぐ身ゆえ、春霞みに佇む灯台をしっかりと目に焼き付けて退散した
 さて、いよいよ呉・江田島へ向かう。ここは橋のない離島なので再びフェリーを利用して島外へと行くほかない。島内に5つほどあるフェリー乗り場の中でも南部にある明石港から大崎下島・小長港へ渡り、その先の安芸灘諸島を結ぶ安芸灘とびしま海道を使えば広・呉はすぐそこだ

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 明石港までも原付でほんの数分。こぢんまりとしたターミナルの券売機で乗船券を買う

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 ローカルなパネルは見ていて飽きない。思わぬ情報から収穫を得る時もあるからいつも欠かさずチェックする

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 この辺りは福山ナンバーだった記憶がある。またゆっくりと島巡りでもしたいなぁ(せわしない)

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 土生商船のフェリー。瀬戸内標準型というべき凸型の船体

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 僅かな乗船時間の間に、初めての使うタイプの船内をくまなく見て回った

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 岡村島に架かる橋をくぐって入港。ここからは島の外周を伝って、島と島を繋ぐ橋を渡ることの繰り返しで進む。どの橋も大きく眺めが良い。最後に渡った海道の顔でもある安芸灘大橋は橋長1,175mもある巨大な吊り橋であり有料区間となっている。なお通行料金は原付が50円、普通車は720円。とにかく壮観な橋だった、夜に映えそうだ

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 本土に渡り、ほどなくして呉・大和ミュージアム臨時駐輪場に到着。前回来た時は川崎から夜行バスで広島、そこからJRで呉まで移動したが、今回は原付。はるばる来たなァ(n回目)

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 前回とは目的も予定も異なるので、てつのくじら館もミュージアムも“ついで”感が否めず、やはりせわしない

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 そそくさと退艦

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 すぐそこに横浜市/港北区ナンバーの原付がいる不思議(再)

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 土曜だったので来館者もそこそこ。この後、併設のライブラリーで東京からの級友と談笑。彼は練習艦隊メインの旅程で、18きっぷを使い鈍行を乗り継いでここまで来たようだ。自分も灯台巡りをしなければその予定だったが、今回は欲張って灯台探訪のプランを組んだため、友人とは現地でのみ顔を合わせることとなった。彼はフェリーで江田島・小用へと渡り、自分は陸路でポイントへ向かう。また現地で落ち合うだろう
 呉地方隊や潜水艦が並ぶアレイからすこじまを横目に、近年開通した第二音戸大橋を渡り倉橋島へ。コンビニで軽い昼食を調達した後は早瀬大橋を通り江田島市・能美島に移動する。島内はなかなか広く、軽い丘を越えて江田島湾を臨むポイントまでバイクを走らせた。いくつかお立ち台があるようだが、せっかくなのでハイアングルから艦隊を見下ろすことに決めた
 ポイントに乗り付けている車のナンバーは関西圏で、飛び交う言葉も広島・関西弁。撮り鉄の頃はなかなか関西遠征することがなかったので現地の公用語に囲まれていると新鮮な気分になる。特に会話の輪に加わる事はなかったが、ほどほどなアウェー感も悪くない

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 時刻を回ると卒業生たちが交通船に乗ってそれぞれの艦へと移乗を始めた、いよいよ5隻の艦隊が出港する

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 P-3Cなどの固定翼機やSHなどが祝賀飛行として学校上空を航過する。ソロ機はバンクしてたかな
 3日前ぐらいから天気は高確立で晴れ予報が出ていたのでここへ来るまで不安はなかったが、

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 こうなる。あのさぁ…

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 つかの間で抜けたけれど既に艦隊は動き始めていたので焦った。突然の、は毎度つきもの

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 ファンの気合いもみなぎる。旗艦の「くらま」が変針し汽笛を一声、各艦続く

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 今回の近海練習航海参加艦艇は『DDH-141 くらま / TV-3513 しまゆき / DD-153 やまぎり』 その後に『DD-104 きりさめ / DD-132 あさゆき』と外洋練習航海参加艦艇が連なる。計5隻、ファン待望の豪華な顔ぶれといったところ

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 普段ならば練習艦「かしま」が旗艦を務めるが、ドック明け間もなくだったため練習艦隊には途中からの参列となる。去年は外洋部隊に「くらま」と同型艦の「しらね」が艦隊の1隻として参加していたが、今回はくらまが練習艦隊側に加わっているため、艦隊の先頭を行く姿が見られるわけだ

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 背後には牡蠣筏を曳航する小舟が見えている。彼が低速だったため艦隊の進路を塞ぎ出港が少し遅れた、それも一興か

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 殿の「あさゆき」がこの時点でようやく動き始めた。各々が波を切って前進する

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 凛々しい背負い式砲塔が特徴的

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 背後に学舎、手前には牡蠣筏。霞みで視程はイマイチだが江田内らしい風景に艦影が映える

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 「くらま」が津久茂瀬戸に差し掛かった

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 OBや家族の声援を得て、登舷礼に出ている実習生たちが帽振れで返答する

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 横断幕には「卒業おめでとう♡ 調子のんな」

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 全艦のやりとりに気持ちが籠る

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 ラストの「あさゆき」を抜かす交通艇には海上幕僚長旗や海将旗が掲げられていた

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 上官の通過においては、さすがにOBや関係者たちも声援を送るわけにもいかず、敬礼や会釈での対応だった

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 艦隊が津久茂瀬戸を抜けて間もなく、防衛副大臣の乗るMCHが姿を見せた
 一連の見送りを終えて撤収。うららかな光景を見ていれば、こちらも和やかな気持ちになれる。卒業おめでとうございます

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 来た道を戻り、アレイからすこじまに寄り道。今日は既に予定を消化しておりあとは宿に入場するだけだったが、ナイトパックが21:00〜なので結構な時間を持て余す。友人と合流して適当に暇つぶし

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 太い筒状のものはシュノーケル

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 串山あたりをウロウロしていたら日没を迎えた。呉を定繋港とする「いせ」 姉貴分が舞鶴にいったのでちょっとご無沙汰な全通甲板

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 潜水艦バースを見下ろしてみる。おやしお型の1番艦が新しく練習潜水艦に変更され、呉に転籍しているようだ

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 ATS「くろべ」とDE「とね」 前回ここへ来たときは週末の艦艇公開が重なり「とね」の甲板を見学した。DEはときおり横須賀にも来る馴染み深い艦艇、小ぶりだが雰囲気のあるシルエットが良い

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 宵闇の潜水隊。退役した「ふゆしも」は今なお繋がれたままになっている
 友人はこの後、呉からフェリーで松山へ渡り一泊するようだ。明日にまた来島で合流する、しばしの別れ。遠征中に親しい顔に会うと妙に安心するのか、なかなか一人に戻れなくなるときがある。ここまで来ておいてなんだと思うが、何とも云えない寂しさなんだろうか…
 この後の時間潰しと晩飯を探すがめぼしい店が見つからない。せっかくなのでお好み焼き・呉焼きでもと思ったが一人で入れるものなのかと変に躊躇してしまい中々踏み出せない。とりあえずラーメン屋なら居場所があるかと呉駅周辺のアーケード近くに移動した

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 どう見ても〆の一杯といった感じがする、とにかくやさしい味。おでんとかツマミ類も多少あったが大盛ラーメンだけ頼んで店を後にしてしまった。なんだが申し訳ない

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 赤のれんの店構えが素晴らしい。壁に掛かったカープグッズと黙々と切り盛りする主人が印象的だった
 適当に公園で時間調整し、赤ビルのネカフェに入場

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 はえ〜すっごい…
 ここの長時間パックには同ビル内の浴場・温泉入浴券が付いている。とりあえず入浴に階上へ

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 貼られたカレンダーには土地柄が反映されていて面白い。脱衣所には何故かランニングマシーンもあって風呂上がり兄貴が汗を流していた。休憩所でアイス片手にドラマを見つめるおっさん、母親を待つかわいい女の子、番台のおばさんの貫禄…雑居ビルにあるディープな雰囲気が漂う銭湯、色々と年季が入り過ぎていた
 翌日は艦隊追っかけで再び四国側へと移動する。ブランケットと枕をセルフで調達し早々に横になった
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